英首相官邸、ロックダウン中の「飲み会」また発覚 100人近くを招待
いつの話かと思ったら2020年の5月って?!
イギリスで新型コロナウイルス対策のため厳しいロックダウンが実施されていた2020年5月、首相官邸の庭で「飲み物持ち寄り」の集まりが開かれ、100人近くが招待されていたことが、英ITVの報道などで明らかになった。
ボリス・ジョンソン首相と婚約者のキャリーさん(現夫人)も集まりに参加していたという証言もあるが、首相は明言を避けている。
この集まりが開かれたのは2020年5月20日。イギリスは当時、新型ウイルスの感染拡大を受けた1回目のロックダウンの最中だった。このロックダウンでは、他世帯の人とは屋外で1人としか会えない決まりだった。
100 invited to Downing Street garden lockdown drinks
2020年11月13日:複数の消息筋によると、首相官邸でこの日、リー・ケイン広報部長の退職に伴う「即席の飲み会」が開かれた。しかし職員らは自分のデスクでアルコール飲料を飲み、午後8時半までには解散したという。
2020年11月13日:同じ日の夜、ジョンソン夫妻が住むダウニング街11番地(首相官邸の隣の建物)の上の階で、官邸職員がキャリーさんを囲む会が開かれた。情報筋は建物中に音楽が鳴り響いていたと述べているが、キャリーさんの報道官などは、集まりがあったことを否定している。この日は、ジョンソン首相の上級顧問だったドミニク・カミングス氏が退任した日でもある。
2020年11月25日:英紙タイムズによると、リシ・スーナク財務相による秋季予算発表を受け、財務省内でパーティーが開かれた。このパーティーには20人以上の職員が参加したという。しかし財務省報道官は、この集まりは「即席」のもので、デスクの周りで「少人数」で行われたと説明した。
2020年11月27日:カミングス氏の助手だったクリオ・ワトソン氏の退職に伴うパーティーが、首相官邸で開かれた。正式に企画されたものではないものの、アルコール飲料が配られ、ジョンソン首相がスピーチをしたという。
2020年12月10日:教育省は、職員のパンデミック中の仕事ぶりをねぎらう集まりをこの日に開いたことを認めている。参加者がアルコール飲料や軽食を持ち込む形式で、外部からのゲストや、このパーティーのために雇われたスタッフなどはいなかったとしている。
2020年12月14日:タイムズ紙は、この日に保守党本部の地下で「承認していない集まり」が開かれていたと報道。保守党はこの報道を認めた。このパーティーは、今年5月のロンドン市長選に保守党から出馬したロンドン市議会のショーン・ベイリー議員のスタッフが開いたもの。同議員はこれを受け、市議会警察・犯罪委員会の委員長職を退いた。
2020年12月15日:複数の情報筋がBBCに、この日に首相官邸でクリスマスのクイズ大会が開かれたと証言している。電子メールで招待状が送られ、6人1組で参加するように指示されていたという。首相官邸はこのクイズ大会はビデオ通話で参加する「バーチャルな集まり」だったとしているが、実際には室内にチームで集まった職員もいたとみられている。タブロイド紙サンデー・ミラーは、このクイズ大会にジョンソン首相がビデオ通話で参加している写真を掲載した。
2020年12月18日:一連の報道の発端となったクリスマスパーティーがこの日、首相官邸で開かれた。タブロイド紙ミラーが12月1日に、最初に報じた。BBCが得た情報では、パーティーでは食べ物やアルコールが出て、様々なゲームもあり、真夜中を過ぎても続いたという。
労働・年金省での集まり:労働・年金省は、「主要な」職員らが「複数回」にわたり、新型ウイルス対策の制限が敷かれている期間に夜遅くまで残業し、アルコールやテイクアウトの食事をとっていたと認めた。サンデー・ミラーはその後、テリーザ・コフィー担当相の下で働いているとされる職員らが繰り返し、終業後に明け方まで飲み会を開いていたと報じた。
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もはや、解っている確信犯だ!
村松社長
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