デンマークが急に感染者が多く出たしのは、ゲノム解析での検査を仕出しからです
新型コロナウイルスの検査方法
~PCR検査・抗原検査・抗体検査・ゲノム解析~
新型コロナウイルスを検査する方法には、現在、PCR検査、抗原検査、抗体検査、ゲノム解析があり、それぞれの方法に一長一短があります。
「PCR検査」は
新型コロナウイルスゲノムの特定の領域をもとに同じ配列をPolymerase Chain Reaction (ポリメラーゼ連鎖反応、PCR反応)によって増幅し、その量を定量します。つまり、PCR検査でわかるのは検体中の「ウイルス塩基配列の存在」です。
欠点として、感染しているにもかかわらずゲノムが採取できず検出できなかったり、逆に、感染性のないウイルスの残骸を検出してしまうという限界もあります。一方で、増幅の元となる配列の選び方によって、既知の変異型を検出する方法にも用いられます。
「抗原検査」は
新型コロナウイルスのタンパク質に反応する「抗体」を用いて、検体中の「抗原」、すなわちウイルスの構成タンパク質を検出する方法です。
概して抗原検査はPCR検査に比べて検出感度が落ちるとされていますが、PCRのような特殊な装置を必要とせず比較的迅速に結果が得られるという利点があります。抗原検査は季節性インフルエンザでは確立された診断方法です。
「抗体検査」は
新型コロナウイルスに対する「抗体」の有無を調べる検査です。抗体検査でわかるのは、過去に「新型コロナウイルスに感染した」という「経験」です。
現在のところ、抗体検査に医薬品としての精度が確立していないことから、診断薬としての使用は推奨されていません。
「ゲノム解析」は
被検者の新型コロナウイルスの塩基配列情報を全て明らかにすることができます。しかし 解析には、シーケンサーと呼ばれる高額な大型機器が必要になるばかりでなく、得られたデータを情報解析するための高性能なコンピュータや解析技術も必要となります。
一連の解析には時間もかかるため、他の方法のように多くの被検者を検査することができません。
しかしながら、得られた配列データはワクチンや抗ウイルス薬の開発、PCR反応時のプライマー設計、変異速度の見積もり、変異型の予測、ウイルス遺伝子の機能解明、感染症疫学調査、ヒトゲノムとの関連性、など、多様な分野において欠くことのできない基盤情報となり、新型コロナウイルス感染症の克服だけでなく、新興再興感染症の研究などにも大いに役立ちます。
上記出所は、日本国・国立遺伝子研究所より
検査方法の多種多様についてなど解り易く解説しています
リンクが外れている様でしたら → こちら
URLも念の為に
https://www.nig.ac.jp/nig/ja/research-infrastructure-collaboration/coronavirus_genome_analysis
村松社長
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