旅行代理店の中の人が紹介する旅行の取扱説明書や旅行業界のマニアックな情報をお届けいたします。

旅のブックマーク

バッテリー

 

バッテリーと言ってもピッチャーとキャッチャーのことで無く、『充電式電池』の事です、もう実態の在る社会的生活を営む人達にとって、スマホは自身の生活インフラと言っても言い過ぎではない、そして、奇しくも其のバッテリーとなんの関係性も無い、コロナ禍がバッテーの必要性を後押ししました、

海外旅行には今やスマホ無しでは自由に行けなく成った、色々なハードルが下がり自由な筈の海外旅行が逆に難儀でややこしい時代と成ってしまいました、

『海外出張中の移動時にスマホのバッテリーが切れたら思うとゾッとする』と、云われた企業法人出張の方がおられましたが、まさにそうです、氏は必ず、予備のバッテーを携えて旅行に行かれる

そこで、其のバッテリーの没収が増えているとか

 

 

急増するモバイルバッテリー、ヘアアイロンの「没収」,

意外と知らない機内持ち込み禁止ルールの中身

 

国内外の旅行需要回復とともに、空港で搭乗前に受ける保安検査で所持品を「没収」される事例が急増している。関西国際空港の第2ターミナル(T2)では、ライターが最も多く1日平均240個超。航空機内への持ち込み制限は安全を確保するためのルールだが、一部の女性にとっては必需品でもあるヘアアイロンも増えており、対応に苦慮している。

1日平均163個

保安検査の実施主体は日本では航空会社で、T2では「ピーチ・アビエーション」が警備会社に委託している。ピーチ関西空港所長の牛鼻(ごはな)章さんは「ここ3日の検査で回収され、500個以上はあるだろう」と、見せてくれたライターは山のような量。縦48センチ、横36センチ、高さ7センチのかごにいっぱいだ。

 

保安検査で見つかった制限品は正確には没収ではなく、旅客にその場で物品を放棄してもらい、検査職員が回収する流れ。ライターは「小型かつ携帯型」などの条件を満たせば1人1個持ち込めるが、複数所持している人も多い。

10月中旬までの1カ月間の回収数を調べると、国内線で1日平均163個、国際線では79個と、T2の回収品のトップだ。

対象品は細かく分類

回収が多いのはライターだけではない。机上にずらりと並べられたのは、長さ20センチ前後の筒状の製品。すべてヘアアイロンで、20個を超える。牛鼻さんは申し訳なさそうに「旅先でおしゃれを楽しみたいと持っていたはずなのに心苦しい」と話す。

回収対象は、リチウムイオン電池を内蔵するコードレスタイプ。リチウムイオン電池は発熱、発火の危険性があり、電子機器に内蔵された場合は定格量160ワット時以下に規制するなど、機内に持ち込めるかは細かく分類されている。

 

電池を外せるヘアアイロンなら持ち込めるが、取り外せなければ定格量が確認できないため制限せざるをえない」という。回収されるリチウムイオン電池関連製品はモバイルバッテリーなども含め国内線だけで1日平均64個に及ぶ。

凶器に見えてもダメ

そもそもどういった製品が制限されるのか。機内でのテロや事故の防止という観点で「危険物」や「凶器」となる物品が国際民間航空機関(ICAO)の国際ルール、航空法で定められている。

国土交通省航空局の担当者は「化粧品でも引火性が高い液体を含むため制限の対象だが、普段使う日用品であり、量を制限して持ち込める」と説明する。液体類は国際線での制限が厳しく、100ミリリットル以下の容器に詰め替える必要がある。

刃体が6センチを超えるハサミやドライバーなど「凶器」となりうる物品は制限されるが、日本刀の柄(つか)を模した傘、精巧に作られた樹脂製おもちゃのクナイなども制限対象。決して「凶器」ではないが、凶器に見せかけることができるからだ。

 

テロ対策が強化される中、保安検査は世界的に厳格化されている。国内でも昨年3月から航空法で保安検査を義務化。検査を受けないこと自体が航空法違反になり、1年以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられる可能性がある。

なかなか分かりづらい制限対象だが、国交省は判別するための代表例をリスト化して紹介しており、航空会社もリストを作成している。

 

 

 

以下、

中国系航空会社(中国東方航空の案内から)

 

リチウム電池の安全な輸送のための要件:
定格出力の制限またはリチウム電池の容量制限 手荷物のタイプ 個数制限 承認者 防止処置 機長への通知
個人用の機器 ≦100Wh または ≦2g 受託手荷物、または機内持ち込み手荷物 ・誤起動防止 ・電源完全OFF(スリープモード不可)
100Wh~160Wh
2g~8g(PMEDのみ)
航空会社による承認
個人用機器の予備電池 ≦100Wh または ≦2g 機内持ち込み手荷物 個別に保護
100Wh~160Wh
2g~8g(PMED予備電池のみ)
1名につき2個まで 航空会社による承認
リチウムイオン電池を内蔵・装着した手荷物 取り外し不可のタイプ
≦2.7Wh または ≦0.3g
受託手荷物、または機内持ち込み手荷物
取り外し可能なタイプ 機内持ち込み手荷物、または電池取り外し後、受託手荷物
電動式車椅子または歩行補助用具 取り外し不可の電池 受託手荷物 事前に航空会社に通知し確認が必要 電池を遮断し、短絡(ショート)および損傷を防ぐ 要通知
取り外し可能な電池 ≦300Wh 電池取り外し後、機内持ち込み手荷物
電動式車椅子または歩行補助用具の予備電池 ≦160Wh 機内持ち込み手荷物 1名につき2個まで
≦300Wh 1名につき1個まで
※ 乗客1人あたりの携帯型電子機器(PED)の総数は15台を超えないこと。
※ 乗客1人あたりの予備電池の総数を20個を超えないこと。
※  PMEDは携帯型電子医療機器です。

 

 

上記リンクが外れている場合には➡ここ

URL:https://jp.ceair.com/newCMS/jp/ja/content/ja_Footer/AboutMoreInfomation/201903/t20190319_3961.html

 

 

The following two tabs change content below.

村松社長

旅行産業界に身を置いてはや45年。シンガポール航空社の日本でのB2Bリーディングカンパニーから京都の制御機器メーカー傘下旅行社を経て起業して以来早くも28年目に入りました。このコロナ禍で本当の旅行情報を発信するために旅行WEBマガジンを令和3年に立ち上げる。専門は海外の出張など。趣味:散歩ついでのお地蔵さん・神社お詣り、銭湯巡り、落語鑑賞、映画鑑賞。

SNSで購読する

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です