万事、効率化の錦の御旗の下に、人手を掛けない運用がサービス業の間で広まっていますが、サービスの本質は、その肝は人手を掛ける事なんですが
人は人との社会に生きている、人との触れ合いを好むもんだと思っています
ロボット注文、ロボット配給・配膳、旅館に泊まり行って、フロントには人が居ず、端末でチェックイン、精算も機械で、食事はホールでセルフ、全く人と合わない宿泊施設も出てきて来る、そんな無機質な空間に誰も泊まりたくないですよね、
いや毎度の両論併記です、若い人達の間には、それでええと云う人達の方が増えているのかも!
私は或るファストフード店で持ち帰りをタブレット端末で注文するシステムになっていて、それの端末操作が出来なくて残念な思いしました、店内はガラガラで店員も暇そうにしているのに、注文はタブレットからでないと駄目だと顎で端末をさされて
かつての様に、人があれこれと気遣ってくれる人的サービスが良いと考えていますが、
昨今のセルフレジもそうです、「セルフレジを利用時の場合には100円値引きします」なんて案内されれば必死にその利用方法を習得しますが、同じ料金なら店員がいる方のレジに自然と足が向きます
奇しくも新型コロナ禍以降、はやり病に罹らない為に人と人との接触を無くす為に、航空会社の搭乗手続き窓口や入出国審査場、税関検査の動線で、無人化へのデジタル運用が急速に広がっています
此れにより、ベテランやデジタル難民の海外旅行へ行く気持ちが萎えてしまって、行く気が起こらないと耳にします、
行く前にスマホに所定アプリをダウンロードして、そこにパスポートデーターや渡航情報(便名、宿泊ホテル、その住所など)、旅行前の1ケ月前ならなんとか息子や娘、孫にでも教えて貰ってなんとか完了ですが、
行く数日前からでないとそのアプリ運用が出来ないとなると、その入力作業を行う時間的な余裕が無くて出来ないとか、凄いストレスとよく聴きます
日本国内のJR券の購入もデジタル化加速で「みどりの窓口」を少なくする営業方針でしたが
やっぱり要望が多いんやわと膝を打ったのが、JRのみどりの窓口です、とても快適に利用させてもらっている其処、「それなら1本後の列車の方が早く着けます」なんてアドバイスもあって、とても親切感一杯の人的サービス
大幅にみどりの窓口を無くすと言う方針がJRが出されて、ベテランは、機械でそんなに簡単に切符が買えるかなぁと思っていたら、こんな報道が
JR東日本、「みどりの窓口」臨時増設 3月下旬から順次
JR東日本は7日、春の繁忙期に「みどりの窓口」など有人窓口を臨時で増やすと発表した。池袋駅や横浜駅、長野駅など計52駅を対象とする。3月下旬から順次、定期券の販売やゴールデンウイークの切符予約が多い日に増やし、混雑を和らげる。
吉祥寺駅(東京都武蔵野市)や八王子駅(同八王子市)、大宮駅(さいたま市)など既にみどりの窓口がある47駅では、混雑に応じて増設する。高崎駅や新潟駅、秋田駅など地方の主要駅でも増やす。
スタッフと通話できる「話せる指定席券売機」を設ける埼玉県の川口駅や川越駅など首都圏5駅では、混雑日に対面の臨時窓口を設ける。