ブッキングドットコムやエクスペディアや楽天ホテル(〓日立造船の社内起業方針で立ち上げたホテル予約サイト「旅の窓口」を楽天がそのシステムを居抜きで買った)や一休ドットコムなどが日本で活動する遙か前に、ホテルに成り代わりの空き部屋を旅行代理店向けに卸し販売していたB2BベンダーJHC社が2024年3月21日付で破産手続きを決定し破産管財人の管理下に・・・

日本では今回の流行り病の影は今も色濃く残しています、小規模零細企業が旅行代理店総数の約65%超える旅行手配をお客様の代理で請け負う数多の旅行社は、廃業や果てには倒産の憂き目に遭わないか日々、悶々とされています

日本でのホテルベンダー草分けの旅行社が倒産してしまいました、同社の創業時からの長いお付き合いの私、小生は2022年に同社が業務を停止するのでは?!その会社の40年近く付き合いのある幹部の方から、同社を去るご挨拶に来店されたおりに、そんなニュアンス情報を得ていましたが、2年経ちなんとかコロナを乗り越えて頂けたご様子でしたので安堵していましたが、やはり耐えられなかったんですね、

半世紀近くも旅行代理店に外から内から接しておりますと、兎に角、有象無象のややこしい経営をしている旅行社や入社した大卒社員の殆どが30歳前に辞めてしまう、今風で言うならパワハラ旅行社が数多ありますが、同社はスタッフの方は勿論、会社としても、とても上品で良い会社だけに残念です

同社、債権者向けのプレスリリースは▼こちら

私の中では、日本の物流最大手の日本通運傘下の『日通旅行』社の2021年3月31日廃業と並ぶ、業界での大きな意味を持った旅行社のマーケットからの離脱です

 

国民の血税を不正受給して、『スンマヘン返すわ!』で、何のお咎めも受けずに、今尚のうのうと営業をし続けている大手旅行代理店が在るのに、愚直に営業されて来られた旅行社が廃業とか倒産とは、何だか不条理な業界だと心底思います

 

旅行業界の時代は大きく変わっている事を改めて実感しました

 

The following two tabs change content below.

村松社長

旅行産業界に身を置いてはや45年。シンガポール航空社の日本でのB2Bリーディングカンパニーから京都の制御機器メーカー傘下旅行社を経て起業して以来早くも28年目に入りました。このコロナ禍で本当の旅行情報を発信するために旅行WEBマガジンを令和3年に立ち上げる。専門は海外の出張など。趣味:散歩ついでのお地蔵さん・神社お詣り、銭湯巡り、映画鑑賞。