手間隙を掛ける大切さを疎かにする時代になってきています!インターネット(イーコマース)と物流の発展で簡単になんでも出来る様(入手も出来る)になった今、こんな事▼が起こりますね
小社では今では宿泊施設によれば、自分のホテルの空き部屋を自ら管理せずに、ベンダー任せに販売しているケースが多くなって来ていますので、どうしても調達出来ない満室の場合には、
已む無く世界的なホテルの空き部屋を代理販売するベンダー(BOOKINGドットコムじゃない)から手配していますが、但し概ね其のベンダーはB2Bベンダーとしています
紅葉シーズンの京都の旅館手配で
既にご披露の話題で、或る京都の旅館で予約をお願いしようとして電話したら
旅館:『おたくとこは、JTBとか大手旅行社の予約端末持ってはりませんのん!』と
小生:「大手旅行社とは契約していないです、うちへの代理販売手数料は要りませんし、事前に宿泊1ケ月前には宿泊費用お振込み致しますので、ひと部屋お願いしたいのですが」(大手旅行社に勤務の友人には空き部屋が結構有ると事前チェック済)
旅館:『うちでは、馴染みさんは別ですけど、大手旅行社へ部屋出し(ネット予約上に)してますねん』と、にべも無く断られた
なんだか、けったいな話です、自身が運営して客室を自身で販売できないとは
小社では愚直と申しますか宿泊施設手配は、このネット社会が全盛期にアナログのアホ丸出しの手配をしています、
其の小社のアホ手配は、特に旅行慣れされていないお客様(現地でトラブルをご自身で処理出来なさそうな方)には、ベンダー予約サイトから手配したのもかかわらず、直接ホテルへ其の予約が本当に確保されているかの確認作業です、それもFAXで、
今時faxと思われるかもしれませんが、FAXの紙媒体では、何年何月何日何時何分の履歴もしっかり残り、宿泊施設担当者のコメント(自筆で記名のもあれば最高)も書き添えられています、ベンダーからの予約済み証明書と一緒にこのfaxコビーもお添えしてお客様にお渡ししているケースも有ります、特に繁忙期とか異常に廉価な部屋料金の折には、其の室料を信じないのも甚だしいですが、この方法で一度も予約手配上では顧客には重篤なご迷惑をお掛けした事は有りません、手間の掛かるアホ手配のお蔭です
半世紀も前には、小規模零細旅行代理店でも、海外のホテル予約にはとても安心して手配出来ました、世界の著名ホテルでは日本に其のホテルの直営予約代理事務所を構えていました、業界ではそれをレップ(Representativeの略)と呼んでいました、ヒルトンホテルとかシェラトンホテルとかSASホテルとか日航ホテルとか、また航空便の予約している航空会社傘下のホテルなら航空会社が代理手配してくれる、手配がしっかりと確実に実行されるチャンネルが在りました、
またユーテルと言った、世界の著名ホテルを一手に代理予約手配してくれるホテル空き部屋代行手配業者も有りました、ユーテルインターナショナル社のスタッフは皆こなれていて『お客様が企業法人さんなら、今お問い合わせのホテルに近接で、室料も殆ど同額で日本人の方に評判が良いホテルが在りますが』なんて、適切なご助言も頂けた
この20数年での急速な電子商取引の発達により彼等は消えてしまいました、時代の流れと言ってしまえば、それだけですが、小さな旅行代理店には安心して代理手配をお願い出来る先として、とても強い味方でしたので、残念です
ホテルの予約手配は、航空便の予約手配と並んで、海外旅行でのクレームがとても多いです、
以前はクレームは、起こったトラブルを其の場面で防いで貰っていたレップや素晴らしい航空会社が数多存在していましたが
手配するのが怖くて怖くて仕方ないです、
だから毎度申しております、旅行の手配はご自身でするのが一番だと旅行代理店不要論
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旅行予約サイト悪用の詐欺相次ぐ、コロナ明け旅客狙う
大手旅行予約サイトの仕組みを悪用して宿泊施設のアカウントを乗っ取り、旅行客のクレジットカード情報を盗む「フィッシング」が相次いでいる。
正規のチャット機能を通じて旅行者にメッセージが来るため、詐欺と判別しにくいのが特徴だ。
新型コロナウイルスの行動制限が解除されたタイミングを狙っており、世界で数億円規模の被害があったとの試算もある。
村松社長
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