欧州の国境管理が何だか厳しくなって来た感、デジタル運用によって各国の入国者の即座の情報分析や共有が出来る、欧州の寛容な施策が裏目に出てしまって来ている移民の受け入れ、それにより近年増加する犯罪、福祉国家に付け込んだ、移民の流入には、もううんざりと180度移民の受け入れに消極的になった北欧の福祉大国も出てきた
EESはいつから開始されるのか?
The European Union (EU) is gearing up for a major change in how it manages its borders.
➡︎Starting November 10th, 2024,
a new digital system called the Entry/Exit System (EES) will go live,
transforming how non-EU travelers enter and exit the Schengen Area.
EESはどの様にして登録されるのか?
⭕️国境・港・空港に到着し、自動化ゲートに設置されている機械にパスポートのデーターを読み込ませる(スキャンニング)と自動的に登録される
⭕️渡航前に事前に登録する必要はない、ETIAS(電子的欧州渡航情報認証制)の様な渡航前の申請は必要ない
EESで収集される情報とは?
- 顔認証と指紋のデータ
- 申請者の名前
- 出生地と生年月日
- 国籍と性別
- パスポート番号と発行日と有効期限が含まれるパスポート情報
- シェンゲンビザまたはETIASに関連する内容
- 国境通過情報:入国出国場所と日付
このデータはすべて暗号化され安全に保管されます。これは、セキュリティと移動管理の目的以外では使用されず、国境警備官や移民局およびビザ当局などの許可された担当者によってのみ処理されます。
加盟国はEES情報にアクセスして、テロの脅威やその他の犯罪行為を調査および防止します。
EESとは、その仕組みとは
EESは、Entry/ExitSystemの略で、2016年に発表されたシェンゲン圏内のスマートボーダーパッケージの一部となる大規模なITプロジェクトです。
このプロジェクトは、シェンゲン領土間の国境セキュリティ審査の強化および簡素化することを目的とし、EESシステムの導入により、領土の安全対策を改善することが期待されています。
最近のパスポートとドキュメントチェックテクノロジーのおかげで、EESは、EU加盟国以外と、EEA(欧州経済領域)参加国、またスイス国民がシェンゲン領土間の国境を越える際の動きを自動にデジタル管理できるようになります。 EESは、EU市民とETIAS(電子渡航認証)保持者のシェンゲン領域内の移動の自由に影響を与えることを意図したものではありません。
システムが完全に稼働し始めると、電子パスポート読み取りゲートを利用して、空港や港などのシェンゲン協定地点での従来のパスポートスタンプや人員の必要性を減らすことができます。
EESは、セキュリティ、公正、自由に関する大規模な情報システムを扱うEU機関であるEU-Lisaによって運営されます。
EESがリリースされる理由
旅行はより簡単かつスムーズにできるようになりました。観光の新しいトレンドと増加する移民の数に追いつくために、ヨーロッパ当局はシェンゲン圏の国境管理を近代化することを決定しました。
EESプログラムにより、シェンゲン外の国境を通過する乗客の出入国データを電子的にスクリーニングするができるようになります。このシステムは、従来のパスポート管理よりも正確で効率的にできるように設計されているので、シェンゲン協定国への訪問者の数が増加するなか、出入国を実施するために必要な入国管理官の数の減少を可能にします。
EESによって収集されたデータは、管理以外の目的でも使用され、ビザを取得してシェンゲンの国境を越える旅行者も対象になります。このシステムは、外国人がシェンゲン協定の入国条件と一致するか、または電子渡航認証が付与された後もその条件に一致しているかを確認することができます。
さらに、シェンゲン協定加盟国の大使館、領事館、およびその他の関連機関は、EESとの協力を求められます。これは、EESがビザ発行機関が旅行者の要求に関する決定を行うのを支援することを意味します。欧州当局は、シェンゲンビザの付与、拒否、キャンセル、または延長する前に、EESで該当者のデータを調べることができます。
村松社長
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