多くの規制が無かった頃の旅行を催行する最大のポイントはその運営者の信義誠実さが基に在りました、その真面目な心根が旅程を企画し催行していました
また運送機関であるその運営主体者も同様に信義誠実さが基本に在りその原則をわきまえて運営していましたが、その心根は、これがなんだか雲を掴む如くで、曖昧だったのが今日では、規定された多くの(まだ少ないですが)規則が設けられています、その背景にはやはり儲けが先に在りの廉価販売旅行社の存在が在ることは否定できません
運送主体(バス、船、列車、飛行機、屋形船などの小型観光船、観光タクシーなど)を内在していない旅行社では、旅行を催行するに当たり、その運送主体を旅行素材として仕入れる事と成りますが、それが貸切となりますと自身の裁量度が増します、運送主体側は恒常的に利用して貰っていたりすると多少の無理を聴いてくれます、つまり万事お金が先に在き気が全てとなります
正直にこの値段では、お客さんが満足して貰える旅行は企画運営出来ないと云えば良い事なんですが、そこはそれで商売とはそう云うものです、誠実な旅行社は随分減りました
先人の古事『悪貨は良貨を駆逐する」です
運送主体自身が旅行を催行する場合は尚更です、自身でそのツアーの実施を決めれますから
今では、大手旅行社と皆さんが認識されているあの大手旅行社も、過去には随分エグイ旅程運営をしていました(ファクト)、しかしツアー中に重篤な事故を起こしてしまうと、やはりお上も黙って置くことができませんので、是正勧告や果は法改正となります、
それが後年ツアー催行時にでた新しい概念が旅程補償とか旅程管理です
欧州やアメリカ、ビーチリゾートなどで、どう考えても旅程消化がとても無理な盛り沢山の観光名所を巡る旅程で訴求したツアーを組んで、それを廉価価格で客を呼び込んだもんですが、その行程を消化する為に、バスの運転手は過労運転やスピードの出し過ぎて事故ってとなりました、悪天候での観光素材への見物実施もそうです
自然の観光素材見物、これにはツアーガイドの力量と、もしその観光見物が観れないとなると、お客さんからのクレームと会社の儲けが飛んでしまう、そんな狭間でガイドは悩ましい選択を迫られます
今回の船長の判断はそれに当たる様な気がしていますが???
過去には業界のまさに鼻つまみ者の旅行社でしたが、今では泣く子も黙る立派な旅行社になりましたあの旅行会社、粗悪なツアー内容でもその廉価価格で来るわ来るわで、どんどん儲かります
次回は登山旅行で、日本初の添乗員が刑事告発されて有罪と成った、話題に触れます、事故でやはりそれ以来、登山旅行での企画では一定の要件が課せられる様になりました
そしてこのバス事故
その後、旅行社ではツアー実施中のバス運行に関して規定が設けられました
まさに、事故が安全管理を見直す機会になりました
まだまだやばい旅行がたくさん在ります、ご自身の身はご自身守る覚悟と認識がGWを控えて、考えて頂きたいものです
トラベルはトラブル
今回の事故で亡くなられた方のご冥福をお祈りせずにはいられませんが、旅行の醍醐味は、危険と裏腹だと云う認識が必要です
また起こってしまいました、とても悲しいです
合掌
知床観光船、運営会社の “ブラックぶり” 次々… 同業者からは「潜水艦」との揶揄も
防災アナリストで一般社団法人日本民間防衛連合会の金子富夫代表理事は「明らかに無謀な遊覧。売り上げ優先で、業界ルール無視の会社の体質が招いた事故だったのでは」と指摘する。
村松社長
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