オミクロン株、感染急増で欧州が「瀬戸際に追い込まれる」 WHOが警鐘
WHOのハンス・クルーゲ欧州地域事務局長は21日、新型コロナウイルスのオミクロン変異株の感染者がヨーロッパで急増しており、
各国の医療制度が瀬戸際まで追い込まれることになると警鐘を鳴らした。
クルーゲ氏は感染の「もうひとつの嵐」がやってきているとし、各国政府は感染者の大幅な増加に備える必要があると述べた。
一部の欧州諸国はオミクロン株の拡大を受け、社会的距離を確保するための制限措置を再び導入している。
ドイツは21日、クリスマス後のパーティーの実施を制限することなどを盛り込んだ、新たな規制を発表した。
ポルトガルは12月26日以降のバーやナイトクラブの閉鎖を命じた。
イギリスのボリス・ジョンソン首相は、イングランドでクリスマスまでの期間に新たな規制を導入する可能性を排除した。
スコットランド、ウェールズ、北アイルランドはいずれも、人との交流を制限する措置を発表している。
ポルトガルは21日、ナイトクラブやバーの閉鎖を発表。12月26日から1月9日までの在宅勤務を市民に義務付けた。屋外での集まりは最大10人に制限される。
スウェーデンのバー、カフェ、レストランでは22日から、着席している客にのみサービスを提供することとなる。また、すべての労働者に在宅勤務が義務付けられた。レナ・ハレングレン保健相は、オミクロン株への感染は増加すると予想しているとし、「医療制度への負担が増している」と警告した。
ドイツのオラフ・ショル首相は、12月28日からナイトクラブを閉鎖し、個人的な集会を10人までに制限すると述べた。サッカーの試合も同日から無観客で行われる。同国の公衆衛生当局は、集中治療室の占有率がすでに高く、感染者の大幅な急増は医療制度に過度の負担をかける恐れがあるとし、社会的距離を確保するためのより厳格な措置を推奨している。
厚労省HP/2021年12月21日付発出分より
村松社長
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