或る化学メーカーに就職したくて、その海外工場(中国)に大学在籍中にどんな仕事をしているかと就業体験(いわゆるインターンシップ)したいと、

中国渡航には現在、査証(ビザ)の事前取得が、義務付けられていますので、学生は大学に出入りしている旅行代理店(どなたでもご存知の大手旅行代理店)に相談しました

その大手旅行代理店の担当者は、いとも簡単に査証(ビザ)が取得出来ると即答しました

その査証の種類は、なんと観光査証でした

神経を払っても払い過ぎる事が必要な中国渡航時のビザ取得作業ですが、よりによってインターンシップと言えども就業する事にかわりないので、観光ビザとはビックリの認識です

中国領事館では、学生が一人で観光とは勘繰られて、ビザ付与がされず、

そのインターンシップを受け入れる企業は、小社がお世話になっている企業でしたので、その総務部から小社でビザが取得出来ないかとの相談が・・・

小生は既に大手旅行代理店が虚偽で代理申請しているビザ申請履歴が或る領事館への申請を請け負ったなら、どんな目に遭うか過去の経験から解っているの、お断りしました

新型コロナ禍で、多くのビザ業務知見(その他の業務でも同様)を持った旅行代理店社員は、退職を余儀なくされました、現在残っている人たちは、先輩からの厳しい業務遂行への意識や実際の実務を一緒に成ってこなしていない、素人に毛が生えた程度の経験者ですので、はっきり言ってポンコツです

此れがあの誰でも知っている老舗の大手旅行代理店のそれも、学校法人に出入りする社員(ひょっとしてアルバイト社員)なのかとビックリしました

今春に、この学生のビザについての相談を私は企業法人総務部の方から受けていましたが、丁寧に助言しましたが、実際に実務をするのはその大手旅行代理店ですから、どうするのか興味深く、観ておりましたが

8月に入って結局、学生は諦めたとの連絡を総務担当者から伺いました

学生は自身が説明の為に大阪領事館は言うに及ばず東京大使館にも出向いたそうですが、全く無駄な半年間でした

同じ業界で働いている者として、此れからも、ビックリする様な事が起こると思います

安全に無事に旅行をして頂ける事に日々、普請している者としては、もう怖くて怖くて

 

 

 

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村松社長

旅行産業界に身を置いてはや45年。シンガポール航空社の日本でのB2Bリーディングカンパニーから京都の制御機器メーカー傘下旅行社を経て起業して以来早くも28年目に入りました。このコロナ禍で本当の旅行情報を発信するために旅行WEBマガジンを令和3年に立ち上げる。専門は海外の出張など。趣味:散歩ついでのお地蔵さん・神社お詣り、銭湯巡り、映画鑑賞。