シンガポール入国規制緩和
シンガポール保健省は2021年11月8日、新型コロナウイルスの感染対策として実施している入国規制を緩和すると発表した。各国・地域の感染状況が改善しているためで、11日深夜からマレーシアやインドネシアなどからの渡航制限を緩める。マレーシアを含む3カ国については29日から、一定の条件を満たせば隔離なしで入国できる枠組み「ワクチントラベルレーン(VTL)」の対象に加える。
マレーシアやインドネシア、ベトナム、カンボジアなど14カ国からの渡航者については11日深夜から、感染対策として実施している入国規制の区分(Iが最も緩い)を「カテゴリーIII」から「カテゴリーII」に変更。自宅や自己指定のホテルでの待機措置(SHN)の期間を10日から7日に短縮する。
インド、バングラデシュ、パキスタン、タイ、ミャンマー、ラオス、フィリピンなど23カ国は11日深夜から、「カテゴリーIV」から「カテゴリーIII」に引き上げる。入国後の待機措置は、政府指定の施設から、自宅や自己指定のホテルとなる。
カテゴリーII~IIIからの渡航者に課している出発前48時間以内のコロナ検査は、11日深夜からより簡易な即時抗原検査(ART)も認める。現在はPCR検査だけとなっている。
ワクチン接種者が隔離なしで入国できるワクチントラベルレーンの対象には、マレーシア、フィンランド、スウェーデンを加える。22日から申請を受け付け、29日から渡航者を受け入れる。
マレーシアとのワクチントラベルレーンでは、クアラルンプール国際空港とチャンギ空港間の空路での往来を認める。陸路での同様の措置に関しては、両国の関係者が協議しているところだ。
ワクチントラベルレーンの対象は現在、オーストラリア、ブルネイ、カナダ、デンマーク、フランス、ドイツ、イタリア、オランダ、スペイン、スイス、英国、米国の12カ国。15日からは韓国も加わる予定だ。
日本は今のところ含まれていない。
旅行アドバイザ―H女史
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