きっかけは少女の間違い電話だった
アメリカのコロラド・スプリングスに拠点を置く通販企業、シアーズ・ローバックが、「サンタに電話しよう」と広告を出した。しかし、その広告に掲載された電話番号は間違ったもので、サンタにつながるはずの電話番号は、NORADの前身機関であるCONAD(コーナッド)の司令長官、ハリー・シャウプ大佐につながるものだった。
しかも、その番号はソ連(当時)からの攻撃などがあった場合のみに鳴るような、極秘「ホットライン」作戦の番号。初めてサンタへの電話が鳴ったときの司令部の張り詰めた状況を、アトランティック誌は次のように伝えている。
最初の電話は、シャウプ大佐が対応した。
「もしもし、こちらはハリー・シャウプ大佐です」
しかし、返事がない。
「もしもし、こちらはハリー・シャウプ大佐です」と、もう一回繰り返したが沈黙は続く。「もしもし」ホットラインに沈黙が広がる。「もしもし、聞こえますか?」
ついに、返事があった。しかし、それは司令官からではなかった。それは…小さな女の子からのものだった。彼女もまた、困惑していた。
「あなた、本当にサンタクロース?」
司令官は誰からの電話なのか問い詰めた。無愛想で、センスがなかった。電話の声は泣いていたと、シャウプ大佐の娘は当時を振り返った。
ホットラインへの電話に緊張する司令部に、少女は震えていた。シャウプ大佐は、電話が混線したんだと考え、機転を利かせてサンタのふりをすることにしたという。しかし、その後も電話は鳴り止まず、大佐は側にいた部下にも子供たちの電話に対応するよう命令した。
NORADの公式サイトによると、シャウプ大佐はサンタが南に向かった形跡がないか、部下にレーダーで確認させたという。これが伝統となり、現在も世界中のボランティアを巻き込んで続いている。
アメリカ軍とカナダ軍が共同運営する北アメリカ航空宇宙防衛司令部(NORAD:ノーラッド)は12月24日午後5時(日本時間)から、「ノーラッド・トラック・サンタ」で、毎年恒例のサンタクロースの追跡を行う。サイトを見れば、何十億ものプレゼントが、どのようにして遠くまで運ばれるのか、そしてサンタが次にどの街に向かうのかを知ることができるという。
子供たちの夢を叶えたい多くのボランティが北アメリカ航空宇宙防衛司令部空(通称;ノーラッド:NORAD)のサンタ追跡プログラム(Santa tracker)に参加し、子供たちから掛かって来る電話や送られて来るメールでの質問に答えています、
ノーラッドWebサイトNORAD Tracks Santa
同サイトは数ヶ国語(日本語はまだないですね)に対応しているので、一度訪れて見て頂きたいものです
これも観光です、今では
Twitter上のアップデートもあります
ノーランドとはWikipedia から
村松社長
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