結婚式やお別れの会、勲章授与のお披露目会、政治家のパーティー、1階の広い喫茶コーナーでの寛いでの会話を楽しんだり、かつては旅行産業界でも各国の政府傘下の観光局や大手旅行代理店、航空会社の旅行代理店向けの旅行商品発表会を宴会場で催したものです、ロイヤルで!となると、かしこまったもんです、ロイヤルへ行くと一種独特の誉れ感がありました、私にとっての大阪での一番の素敵なホテルでした
ロイヤルホテル<9713> 「リーガロイヤルホテル大阪」が売却された懐事情(中)
衝撃が広まる一方で、「売却は当然のことだろう」(あるシティホテルの財務担当者)と冷静な意見もある。ロイヤルホテルの財務状況を見れば、いかに逼迫した窮状にあったかが一目瞭然だからだ。 ロイヤルホテルは、バブル期の過大な有利子負債を抱え、経営が悪化。2001年には旧住友銀行から296億円の債務免除を受けた。その後、従業員数の削減などを行うなどして経営再建に当たってきた。その結果もあって2003年3月期には2.4%だった自己資本比率はコロナ前の2019年3月期には、29.7%へと改善した。 だがコロナの直撃によって、状況は一変する。外出自粛によって客足が急減したのだ。運営方式にもよるが、リーガロイヤルホテル大阪のようなシティホテルは宿泊・婚礼を含めた宴会・レストランの3事業を柱としている。大規模なホテルで多くの従業員を雇うため、客足が減れば採算は急激に悪化する。 実際、ロイヤルホテルは2021年3月期に純損失93億円を計上。自己資本比率は、17.6%まで低下した。外出自粛が長引き、業績の低迷が続けば財務状況は悪化する一方だ。そこで同社は2022年1月に三井住友銀行傘下のファンドや日本政策投資銀行傘下のファンド向けに第三者割当増資を実施し、計100億円を調達した。 しかしそれでも十分ではなかった。2020年以降、営業キャッシュフローはマイナスとなり、ホテル運営によって資金は流出し続けていた。増資や当座貸越契約の締結などの手を打っても、手元現金が枯渇した状態からは脱せなかった。 2022年3月末時点での現金及び現金同等物は、35億円。対して1年以内に返済しなくてはならない短期借入金は54億円と、手元現金を上回っていた。借入金の借り換えや新たな資金調達、資産売却をしない限り、返済はままならない。加えて、2026年度末にはシンジケートローンが満期を迎えるため、203億円の返済が待っている。 2022年12月末時点での流動比率は、56%。一般的に問題ありとされる100%を大きく下回る。競合と比較しても帝国ホテルの507%、藤田観光の113%に大きく劣っていた。 リーガロイヤルホテル大阪は、客室数1000室を超える超大型のホテルであり、大型改装には100億円単位の資金が必要となる。現在の資金状況では、「毎年一定程度の施設維持や改装は行っているが、大規模改装を自社単独で実施するのは厳しかった」と山中氏は打ち明ける。 (星出 遼平)(株)東洋経済新報社
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村松社長
旅行産業界に身を置いてはや45年。シンガポール航空社の日本でのB2Bリーディングカンパニーから京都の制御機器メーカー傘下旅行社を経て起業して以来早くも28年目に入りました。このコロナ禍で本当の旅行情報を発信するために旅行WEBマガジンを令和3年に立ち上げる。専門は海外の出張など。趣味:散歩ついでのお地蔵さん・神社お詣り、銭湯巡り、落語鑑賞、映画鑑賞。
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